「何回もエントリーしないといけないから少しでも安く済ませたい」
「きっと履歴書の中身のほうが大事だから写真はそれほど・・」
「でも、写真ってこれでいいのかな・・・」
履歴書に貼る写真に悩んだことはありませんか?
履歴書に貼る証明写真は数百円の安いものから高額なプロのカメラマンが撮影してくれる写真館まで多数の選択があります。
履歴書に何をどんな風に書けばいいかという情報ばかりで、履歴書の写真の意味や撮り方に関する情報は専門外の情報も多く、知らずに「近所にあるスピード写真機でみんな撮ってるんだろう。・・」と思ったり実際にそれで済ませてる方も多いハズ。
この記事では実際に就労支援に関わり、企業とも求職者とも両者に接点のある内定(うちさだ)写真館のスタッフより、履歴書に貼る証明写真の大事さやその選択肢、メリット・デメリットなど詳しく解説していきます。
何のための履歴書写真なのか?
履歴書に貼る写真は何のためにあるでしょうか?
考えたことはありますか?
ただ安ければいい、ただキレイな写真を貼ればいいと終わらせてしまう前にちょっとだけ一緒に考えてみましょう。
写真は履歴書において唯一視覚情報に訴えることができる要素です。
- 服装
- 髪型
- 身だしなみ
- 表情
など様々な基準や改善方法などがネットでも解説されていることでしょう。
しかし、最も大事なのはその履歴書を送って企業の担当者が手にとった時に
「この人と会って話してみたいな」
「毎日この人と顔を会わせるのはどうなのかな」
と感じてもらい、書類審査を通過し面談に進むことこの一点に限ります。
つまり、書類選考に加えて採用担当の方が「この人に会いたい」と思えるかが履歴書の写真で最も重要なことなんです。服装や表情などは関連する一つの指標でしかありません。
写真を見てどんな評価されるかは会社・担当者によって当然違いますが、少なくとも「会いたくなる」という点では
- 明るく
- 清潔感がある
- 最低限のルールを守っている
など必要最低限クリアすべきポイントが見えてきます。
正社員雇用などであればお互いに人生の中で何年もの付き合いになる可能性を判断するとても大切な資料です。毎日顔を合わせるかも知れない。だからこそ履歴書の写真にも安いスピード写真機などで済ませず必要な努力をすべきと考えます。
スマホやスピード写真より断然キレイ!ちゃんと写真館で撮影しよう
履歴書の写真はいくつかの方法で撮ることはできます。一つずつメリット・デメリットを紹介していきましょう。
各証明写真の特徴を図にすると次のようになります。

続いて比較するために特徴を表にしました。
スピード写真機 | 証明写真 アプリ | 写真館・スタジオ | 内定写真館 | |
クオリティ | ◯ | △ | ◎ | ◎ |
価格例 | 800円〜1000円 | 30円〜 | お店次第 | 6,500円 (キャンペーン中) |
枚数 | 6〜8枚 | 1枚〜 | お店次第 | 11枚 |
メリット | ・早い ・安い ・駅など人通りの多い所に設置されている | ・自宅でアプリで撮影できる ・安い | ・一眼レフなど高品質なカメラで撮影するのでキレイ ・プロのアドバイスを受けられる ・データがもらえる | ・一眼レフなど高品質なカメラで撮影するのでキレイ ・プロのアドバイスを受けられる ・データがもらえる |
デメリット | ・画質が低く、暗い印象になる ・いい写真を撮るためのアドバイスなどもらえない | ・スマホの性能に依存する ・コンビニにわざわざ行かないといけない ・手抜きの印象を与えてしまう ・光の向きなど光源が調整しにくい | ・高い ・時間が掛かる ・近所に無く、出かける必要がある。 | ・音声ガイドはあるが、無人で撮影 ・セルフメイク(ただしわからない人にはスタッフサポート可) |
主な用途 | 緊急で必要な時に有効 | 時間はあるけどとにかく安く抑えたい必要な枚数だけ | プロのカメラマンと対話しながら撮影して欲しい | 就活特化で高くて印象良い写真が欲しい |
評価 | ★ | ★ | ★★★ | ★★★ |
備考 | アルバイトなどといあえず写真が必要な時におすすめ | アルバイトなどといあえず写真が必要な時におすすめ | どんな風に撮りたいか相談したい人におすすめ | おまかせで素早く写真撮影を済ませて写真館クオリティが欲しい人におすすめ |
これだけ見てもいろいろな特徴や違いがあることが分かります。
証明写真を撮る方法4選
1.とにかく安さとスピード重視「スピード写真機(証明写真機)」
いわゆる証明写真を撮るとイメージするのはこのスピード写真機・証明写真機・証明写真ボックスといったものでしょう。駅やお店の前に設置されていたりします。
メリット
・とにかく早い
・安い
・駅周辺などに設置されている
デメリット
・クオリティが低い
・枚数が少ない
駅周辺などにあり、ちょっとしたお出かけのついでに撮影できるスピード写真。ただし、見ても分かる通りクオリティの差が歴然としており、人生を決める就職向けの写真としてはあまりオススメしません。
用途としてはアルバイトで形式上必要な場合や、ひとまず顔が見れれば大丈夫ですよって温度感であれば問題ないでしょう。
証明写真のカメラの解像度や明るさが足りず、のっぺりした印象や、狭い空間で撮影することによりレンズの歪みで顔が大きく見えてしまったりします。(女性はこれ特に嫌ですよね・・・)
また、メガネを書けている方は要注意。メガネに光が反射して瞳が見えなくなってしまうこともあります。
その点写真館はその辺の画像修正なども対応してくれるケースも多いのでしっかりちゃんとした写真を撮りたい方にはスピード写真はこれらの理由からオススメできません。
2.お手軽に近所で済ませれる「履歴書カメラ」
スマホの普及により新しく選択肢として近年生まれたのがこれ。自撮りで証明写真を作ることができるアプリです。有名なのはリクルートがやっている「履歴書カメラ」
特定のアプリをダウンロードし、写真を撮影し、コンビニで印刷するという仕組み。スピード写真よりも安く、近所にコンビニがある場合で時間がある方にオススメです。ファミリーマート、ローソン、セブンイレブンなどで印刷が可能です。
転職の証明写真という特性を考えた場合、企業側が比較しやすいように他の方と同じように分かりやすい背景、正面からの撮影、スーツの着用など基本的な点は同じように抑える必要があります。自撮りだからといってどこで撮影してもいいとはなりません。
自宅で撮影できるのは手軽ですが、光が暖色のものしか無いとか、背景がキレイじゃないことと、撮影の距離が近い場合レンズの歪みで顔が大きく見えるなど問題があります。
スピード写真と同じようにとりあえず安く欲しいという用途には向いていますが、書類選考を通過するための人生をかけた書類に貼る写真思うと少し心もとないでしょう。
iPhoneなどiOSの方
Androidの方
使い方の参考記事
3.プロのカメラマン・機材で撮影する「写真館」
一般的にお金をかけて撮影するイメージなのが「写真館」。撮影に慣れたプロのカメラマンのアドバイスを受けながらスタジオで撮影します。
メリット
・クオリティが安心できる
・画質が圧倒的にキレイ
・データが貰える(又は、オプションがある)
デメリット
・値段が高い
・特定の場所まで行く必要がある
・現像、修正に時間が掛かる
スマホやスピード写真と違い、照明や撮影機材など環境面では圧倒的な差があるためクオリティは大きく違います。
また、慣れたスタッフにより緊張を解してくれたり、笑顔にさせてくれたりと一人で不安な方にはおすすめです。
気をつけて欲しいのは、写真館と言っても証明写真だけに限らず子供の七五三など様々な写真を取る写真館があります。就活用であればちゃんと転職向けの写真の知識を有する写真館を選ぶと良いでしょう。
4.無人撮影の写真撮影「内定写真館」
さて、恐らくこの記事を読む方は初めて聞く「内定写真館」(うちさだしゃしんかん)のご紹介です。

内定写真館は写真館のクオリティを安く提供したいとプロのカメラマンの監修を受けながら独自に開発した就活専門の証明写真サービスです。大阪本町のハローライフという就労支援施設で提供しています。
なんといっても強みは、カメラマンが作った写真館ではなく、就労支援(就職するサポート)の現場から生まれたサービスということです。
無人撮影とはいえクオリティは次の通り。

無人撮影とは銘打ってますが、撮影時に無人になるだけで現場には受付・相談・写真修正スタッフも常駐しております。詳しくは体験レポートがありますのでご覧ください。
メリット
・機材や照明はプロ仕様なので写真館と同じクオリティで写真館より安い
・短い時間で安く撮影できる
・オプションで就労相談が可能
・カフェ併設なのでその場で履歴書など書いたりできるスペースがある
・就活特化の専門知識
デメリット
・メイクはセルフメイク(ただし、スタッフ助言あり)
オマケ:知り合いのカメラマンやインスタが上手い人に獲ってもらうのは?
個人のカメラマンやinstagramが得意な人に撮影してもらうのは?という質問があるのでお答えします。結論として写真は専門外の人にお願いしない方が良い。ということをお伝えしたいです。
やはり、撮影の仕方や使うノウハウが違うので、お願いするのであれば人物専門の仕事をしているカメラマンにしましょう。
履歴書・証明写真のOK/NG事例
方法を解説した次は、実際に撮影する際の注意点を解説します。重視すべきポイントは上述してますが、
- 明るく
- 清潔感がある
- 最低限のルールを守っている
を抑えた写真を撮ることです。イラストで解説いたします。
女性の場合
OK

NG



男性の場合
OK

NG



※画像の無断使用を禁じます。
履歴書写真に関するよくある質問
この回答は、「内定写真館」の独自の考えなので、「就活全体」のルールとは別と考えていただけると幸いです。あなたの志望先や状況に合わせて参考にしてもらえると幸いです。
Q.髪の毛は黒色じゃないと駄目?
A.応募先の社風やスタンスによる。
黒髪
引っかかるポイントがないので、安全。どんな担当者が見ても髪色で違和感をもたれることがないので、複数社にオールマイティに使える写真になる。
少し茶色、ダークブラウン
多くの企業は、そこまで気にされません。地毛が少し茶色い方なんてたくさんいらっしゃいますし、落ち着いた印象を与えるのであれば問題なし。「ちょっと茶色いから不採用」なら、かなり固めの社風の会社なのかも。
明るい茶色以上、その他のカラー
生まれつきのカラーであればそのまま撮影してよいと思います。そうではない場合は、自分らしさの表現としておもしろいと感じてくれる企業と、書類で不採用の会社が極端に分かれます。ちなみに前者の企業は多くはなく、派手な髪色でも採用したいと思わせるパーソナリティや実績、技術・派手な髪色であることの明確な理由をアピールできないと難しそうです。お客様のみならず、仕事を進めていく上での関係者に対しよい印象を与えないリスクを想像させる可能性がある点は考えておいたほうがいいかと思います。
Q.1年前に撮影した写真を使っても大丈夫ですか?
A.応募規約の確認が必要
会社の応募に関する規約の中で、「◯ヶ月以内に撮影されたもの」というルールがあることがあるので確認してください。ルールがなくても、半年以内に撮影したものを使用することをおすすめします。ロングヘアがショートヘアに変わったなど、大きな外見の変化があった場合は再撮影がベターです。
Q.服装はスーツじゃないと駄目ですか?
A.スーツならどこの会社にも応募できるから無難です。
髪色と同じく、スーツで写っているほうが無難で、どの会社にも送付できる写真になります。
特に新卒生はスーツをおすすめします。転職活動中の方でスーツ以外で写る際は、パーカー・トレーナー・柄物トップスなどのカジュアルすぎる服装は避けてください。シャツやボートネックカットソーなど、清潔感のあるキレイめな服装でご来館ください。
Q.アルバイトの面接でも写真館でわざわざ撮影したほうが良いですか?
A.おおよそスピード写真機で大丈夫だが・・・
アルバイト用の写真だと、スピード写真機で撮影される方のほうが多いです。もし、すごく人気で採用競争率が高いバイトに応募をされるなら、採用担当者の目にとまる可能性を少しでも広げるという意味で写真館でキレイに撮ってもよいかもしれません。
Q.不採用で返ってきた履歴書の写真を新しい履歴書に使い回ししても大丈夫?
A.一度剥がすとヨレヨレになったりしますのでそういった場合は企業の方が「使いまわしてるな」と分かってしまいます。もちろん合否に関係するようなことでは無いかも知れませんが、これから一緒に働いていくという意味では良い印象を与えないのは間違いありません。
Q.どんなメイクが理想ですか?
資生堂が「就活メイク」というめちゃくちゃ詳しく解説しているメディアがあります。よろしければご覧ください。

Q.男性でもメイクをすべきですか?
男性もメイクをおすすめします。主に、肌・眉・髪が大きなポイントです。
肌
肌荒れがあれば少しカバーすることで、清潔感がアップします。
テカリを抑える・髭をしっかりと剃るなど、少しのことで写真うつりがよくなります。
眉
薄い方や毛がまばらな方は眉を描くことをおすすめします。とはいえやったことがない方が大半かと思いますのでメイク対応の写真館を利用がおすすめです。私たち「内定写真館」でもスタッフが対応させていただきます。
髪
なにもつけずにボサボサよりも、ヘアケア剤をつかってまとめると清潔感がでて印象がよくなります。一人ひとりに合った髪型がありますので、一緒にまとめていければと思います。
メイクと言え、女性のようにいろいろな化粧品を重ねていくような感じとは違っていますので、ご安心くださいね。
最近ではそういった情報もYoutubeで手軽に手に入るのでチェックしてみてください。
まとめ
就活写真一つとっても様々な選択肢や気をつけるポイントがありますね。
たくさんご紹介させていただきましたが冒頭で解説させていただいた「何のための履歴書写真なのか?」を忘れないでください。
人生の大きな分岐点になる就活で、ぜひ写真にもこだわってみてください。
大阪市西区の「内定写真館」の紹介
最後に宣伝させてください。私達は大阪本町に「内定写真館」(”うちさだ”写真館と読む)というものをこの度2019年10月にリリースしました。
内定写真館は大阪西区にある「求人情報と仕事探しのサポート拠点 ハローライフ」の3Fにあります。これまで長年就労支援に関わり、企業と求職者両方とコミュニケーションを取ってきた就労支援施設です。

1Fには「CHASHITSU Japanese Tea & Coffee」という本格日本茶カフェもあり、撮影後に履歴書を書いたりなど作業にもご利用いただけます。

内定写真に限らず、就職を目指す方に様々なサービスやイベントなど提供していますので、ぜひとも一度ご来館ください。